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ドモン矯正歯科BLOG

矯正歯科のこと、最近の出来事など気ままに綴るブログです

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スタンダートプリコーションについて その1

スタンダートプリコーションについて その1

今では信じがたい話に聞こえますが、ドモンが歯学部の最終学年で臨床実習(先輩歯科医師の管理の下で実際に患者さんの治療をする)した約30年前はグローブをしないで歯科治療することが一般的でした。

外科手術、観血的な治療が中心の歯科口腔外科であれば感染予防のために当時でもグローブを着けていましたが、血を見る機会の少ない矯正歯科の世界でグローブを常用するようになったのは遠い昔の話ではありません。感染患者さんの自己申告があってからグローブを着けようか・・・という時代が昭和ではなく平成の初期にもあったのです。

皆さんは『スタンダートプリコーション( Standard Precaution )』というワードを聞いたことがありますか?

日本語では 標準予防策 と言います。感染を拡大しないためにとるべきの標準的な予防対策ということですね。

米国の疾病予防管理センター (CDC)が策定した「歯科のための感染対策ガイドライン」(2003年)では、歯科治療でもこの標準予防策を遵守するよう勧告が出ています。

血液だけではなく、体液に関わるすべての湿性物質(現段階 では汗は除くそうです)を感染性のものとみなして標準予防策で対応するということです。かつては感染者、非感染者という区別をして感染者だけに対策をしてきた歴史がありますが、これでは不十分なことは明確です。潜伏期間で感染者自身に自覚症状がなかったり、また他覚症状がないため気づかれない感染もあります。自己申告をためらう感染者もいるでしょう。

そこで誰もが感染者でありえると考えて予防策を講じたなら、感染を拡大しなくて済むということなのです。感染しやすい高齢者や基礎的な疾患を持つ人も多いのでこの対策は皆のためになります。

ちなみに観血的治療とは抜歯手術やインプラント手術などの外科的な治療で『血をみる』治療のことです。これに対して補綴治療(入れ歯)や矯正等は非観血的治療(血をみない)に分類されます。
中間には歯内療法(歯根の治療)、歯周療法(歯周病の治療)、歯冠形成(虫歯の除去、削合)などが分類されます。当然、観血的治療の方が一般的な矯正治療よりも感染のリスクが高いわけですが、最近は矯正治療にも歯科矯正用アンカースクリューが普及してきていますから用心に越したことはないですね。
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