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こんにちは!
ドモン矯正歯科、院長のドモンです。

世の中には面白い研究をする方がいます。

その研究レポートによると「虫歯治療で削った穴の実物の
大きさよりも、過剰に大きく切削されたと患者は誤解しやすい」
そうです。

私は矯正歯科を専門としていて虫歯の治療は行っていないため
患者さんの歯を削る機会はあまりないのですが、通院されてい
る患者さんの虫歯治療について相談をもちかけられることがあ
ります。

<削り過ぎではないか?>という疑問を持つ方が少なくないよう
です。

確かに切削器具の届きにくい位置に病変が隠れている場合は
その病変部を取り除くためにあえて健全な部分からトンネルを
掘るようなこともあると思います。

他には表面上、エナメル質に小さな穴しか開いていないにも関
わらず中では病変が大きくなってしまっていることも少なくないと
思います。

これらの場合は、患者さんの予測よりも大きく切削することに
なろうかと思います。

さて、研究レポートの話に戻ります。

過去の文献や研究者の実験から推定できることをまとめると
・口の中の穴は舌で触ると実物より5割増しで大きく感じる
・特に小さい穴ほど過剰な錯覚をする
・舌で触れられない状態において患者さんは実物よりも
 5割増しの面積を削られたと想像する
ということです。

そして患者と歯科医師の間で無用なトラブルを起こさない
ための工夫として
・治療前後で虫歯の大きさ、削合した穴の大きさを写真や
石膏模型といったビジュアルを見せる
・モニターで拡大画像を見せるだけではなく<実物大>を
見せる
ことが有効だそうです。勉強になりました。

実は私も今、奥歯が一部、欠けていて舌で触ると倍以上の
大きさのように感じます。今度、治してもらいます。


出典:磯谷一宏先生著 
患者は形成された窩洞の大きさをどう感じているか?
~患者を理解するために 誤解されないために~
日本歯科医師会雑誌Vol.68 No.12 p29-36 (2016年)
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