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2015.07/30 [Thu]
矯正歯科治療に役立つ知識---うけ口(反対咬合)編⑦
こんにちは!
ドモン矯正歯科、院長のドモンです。
しばらく前(2011年ごろ)に取り上げたトピックの続編です。
知識⑦ 反対咬合の第2期治療を急がない理由
うけ口(反対咬合)の方の第1期治療(早期治療)は小学校低学年を中心に
行うというのがスタンダードな考え方だと思います。
では、マルチブラケット装置(ワイヤーで歯を動かす装置)を用いた第2期治療
(本格治療)はいつ行うのが良いのでしょうか?
小学校中学年でもマルチブラケット装置を付けているお子さんを見かけますが、
うけ口の方に限って言うと高校生になってからが良いのではないかと思います。
なぜ、そこまで待った方が良いのか理由を紹介すると<下あごは伸びてほしく
ない人ほど伸び、伸びてほしい人ほど伸びない>からです。
なんだかマーフィーの法則のようですが・・・・
<下あごが伸びてほしくない人>=うけ口の小中学生
という前提です。
うけ口の方の下あごは身長の伸びが止まってまだ1-2年伸びてしまうのです。
つまり高校生になっても少し伸びます。この10代後半以降の下あごの成長を
Late growthと呼んでいます。
ましてや小中学生の時点ではどこまで下あごが伸びるかわからない中で治療
のゴールを設定することになってしまい、かなりのリスクを伴うことになります。
ここで言うリスクとは下あごが予測より伸びてしまいかみ合わせが変化して
再度の治療が必要な事態になることです。
こうした問題を回避するため一流の矯正医はそろって反対咬合の第2期治療
を遅らせているように思います。
ドモン矯正歯科、院長のドモンです。
しばらく前(2011年ごろ)に取り上げたトピックの続編です。
知識⑦ 反対咬合の第2期治療を急がない理由
うけ口(反対咬合)の方の第1期治療(早期治療)は小学校低学年を中心に
行うというのがスタンダードな考え方だと思います。
では、マルチブラケット装置(ワイヤーで歯を動かす装置)を用いた第2期治療
(本格治療)はいつ行うのが良いのでしょうか?
小学校中学年でもマルチブラケット装置を付けているお子さんを見かけますが、
うけ口の方に限って言うと高校生になってからが良いのではないかと思います。
なぜ、そこまで待った方が良いのか理由を紹介すると<下あごは伸びてほしく
ない人ほど伸び、伸びてほしい人ほど伸びない>からです。
なんだかマーフィーの法則のようですが・・・・
<下あごが伸びてほしくない人>=うけ口の小中学生
という前提です。
うけ口の方の下あごは身長の伸びが止まってまだ1-2年伸びてしまうのです。
つまり高校生になっても少し伸びます。この10代後半以降の下あごの成長を
Late growthと呼んでいます。
ましてや小中学生の時点ではどこまで下あごが伸びるかわからない中で治療
のゴールを設定することになってしまい、かなりのリスクを伴うことになります。
ここで言うリスクとは下あごが予測より伸びてしまいかみ合わせが変化して
再度の治療が必要な事態になることです。
こうした問題を回避するため一流の矯正医はそろって反対咬合の第2期治療
を遅らせているように思います。
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